Apple、クック時代を過去最高の6月四半期で締めくくる
Appleは第3四半期の売上高が1,094億2,000万ドルに達したと発表した。iPhoneが22%伸びる一方、次期CEOへの移行ではメモリ価格が課題になる。
Appleは6月四半期として過去最高となる、2026年度第3四半期の売上高1,094億2,000万ドルを発表した。前年同期比は16%増で、純利益は297億9,000万ドル、希薄化後1株利益は2.01ドルだった。基本1株利益の2.02ドルには、関税還付による1株当たり0.11ドルの押し上げが含まれるとAP通信は報じている。
主役はiPhoneで、売上高は542億5,000万ドルと前年同期比で約22%増えた。Macは103億5,000万ドル、Servicesは307億4,000万ドル、Wearables・Home・Accessoriesは78億8,000万ドルだった。iPadは61億9,000万ドルで唯一前年を下回った。Appleによれば、グレーターチャイナを含むすべての地域で6月四半期の記録を更新した。
注目すべきは、見出しの数字だけではない。FactSetがまとめた市場予想を上回った一方、1株利益の上振れの一部は関税還付によるものだ。Appleは9月四半期にメモリのコストがさらに上昇し、iPhone、Mac、iPadの供給制約も強まると説明している。需要が強くても、利益率には逆風となり得る。
今回の決算説明会は、9月1日にJohn Ternus氏がCEOに就任する前のTim Cook氏にとって最後のものだった。引き継ぎは堅調な財務基盤から始まるが、メモリ高、次期iPhoneの立ち上げ、競合ほど巨額ではないAI投資をどう両立するかが新体制の課題になる。