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watchOS 27はApple Watchから3つのものを取り去る。そのうち2つは指が覚えている操作だ
Appleは9月9日のイベントでwatchOS 27のリリース日を発表する見通しだ。その到着を前に、ユーザーが何年も頼ってきた3つの動作が姿を消す。1つはアプリ、あとの2つはDigital Crownがこれまで担ってきた役割だ。
1つのアプリが去り、2つのジェスチャーが意味を変える
ソフトウェアのアップデートはたいてい「何が加わるか」で語られる。今回のアップデートは、その逆から読む価値がある。6月の最初のベータからwatchOS 27を使い続けている9to5Macによると、Apple Watchの所有者が現在使っている3つのものがアップデート後には残らない。トランシーバーアプリ、Digital Crownのダブルクリック、そして初代Apple Watch以来シングルクリックで開いてきた完全なアプリランチャーである。
3つのどれも目玉機能ではない。いずれも人が無意識にやっている操作であり、だからこそ、動かなくなった日にはっきりと気づかれるのだ。
トランシーバー:8年間、意味のあるアップデートは一度もなし
トランシーバーは6月のwatchOS 27最初のデベロッパベータで、アプリ一覧からもコントロールセンターからも消え、再インストールする手段もなくなった。Appleはこの削除を認めておらず、そもそも取り下げる機能について説明することはほとんどない。
このアプリは2018年にwatchOS 5とともに登場した。2台のApple Watch間のプッシュ・トゥ・トークのチャンネルで、Wi-Fiまたはセルラー回線を使い、FaceTimeのインフラの上で動いていた。この最後の点が、魅力と脆さの両方を説明している。無線ではなくFaceTimeに乗っていたため距離を問わず使えた一方で、Appleのサーバーへの生きた接続に依存するというFaceTimeの性質も受け継いだ。クパティーノまでのデータ経路を必要とするトランシーバーは、見通し線さえあればよいトランシーバーとはまったく違う振る舞いをする。所有者が何年も訴えてきた接続の失敗は、この設計から来ている。
この機能は最初の1年もつまずいた。公開直後、他人のマイクを本人に知られずに聞ける脆弱性が見つかり、Appleは一時的に機能を無効化した。修正はwatchOS 5.3で届いた。しかし8つのメジャーバージョンを経ても届かなかったのが、このアプリの意味のある発展だった。
知っておくべき実際的な影響が1つある。Apple WatchはAppleが承認していないソフトウェアを動かせず、トランシーバーが使っていたシステムレベルのプッシュ・トゥ・トークの仕組みにアクセスできるサードパーティ開発者もいないため、App Storeにこれを正確に再現するものは存在しない。家の階と階の間で使っていた家庭や、現場で使っていたチームは、代わりにメッセージの音声メッセージかFaceTimeオーディオ通話を検討することになる。どちらも相手側に何かの操作を求めるもので、それこそがトランシーバーが取り除いていた手間だった。
Digital Crownが2つ目の役目を失う
Digital Crownのダブルクリックは、直近の2つの行き先、つまりアプリと文字盤、あるいは2つのアプリの間を切り替える操作だった。watchOS 27では、9to5Macの検証によれば、ダブルクリックはシングルクリックと同じ動作になった。
これほど操作手段の少ないデバイスでは、iPhoneの場合よりも重みがある。Apple Watchにあるのはクラウン、サイドボタン、そしてわずかなジェスチャーだけだ。そのうち1つを削ることは、単にショートカットを1つ減らすことではない。画面をたどらずに時計へ指示を出せる数少ない方法の1つを失うことだ。ダブルクリックが後に別の機能へ割り当て直されるかどうかについて、Appleは何も述べていない。
シングルクリックが開くのは全部ではなく短いリストに
2015年のwatchOS 1以来、文字盤やアプリ内からクラウンを1回クリックすれば完全なアプリランチャーが開いた。watchOS 27はこれを、Appleが「ダイナミックアプリグリッド」と呼ぶものに置き換える。提案された5つのアプリ、Siriアプリ、そして完全なグリッドへ導くアイコンだ。全リストが欲しいユーザーはそのアイコンをタップするか、クラウンを上へ回せばよい。
その短いリストにSiriアプリが座っているのは孤立した選択ではない。Appleの各プラットフォーム向けOS 27は新しいSiriを既定でユーザーの目の前に置いており、時計はその判断を下さなければならない最も小さな画面だ。このサイズのディスプレイでは、1つのアプリを昇格させることは、およそ20のアプリを降格させることを意味する。
アップデート前に確認しておくこと
アップデートはまだ配信されていない。Appleは9月9日のイベントでwatchOS 27と姉妹アップデートのリリース日を発表する見込みで、例年の流れからすれば、その数日後にはソフトウェアが届く可能性がある。職場や家庭での連絡にトランシーバーを頼っている人が代替手段を整える時間は短い。ダブルクリックの反射を1日に何度も使う人は、もう存在しないものへ手を伸ばす1週間を覚悟したほうがいい。
すぐに更新するか待つかを考えている読者にとって、今年の計算は珍しく単純だ。このリストにあるものは、どれもポイントリリースで直るバグではない。3つのうち2つは意図的なインターフェース上の決定であり、残る1つは見落としというより静かな引退に見える。
同じイベントでは新しいApple Watchも登場する見込みだ。Apple Watch Series 12とUltra 4について分かっていることをまとめたプレビュー記事を参照してほしい。新モデルはwatchOS 27がインストールされた状態で出荷される。つまり購入者は、自分で選んだわけでもないこの3つの変化に、最初から向き合うことになる。
- 9to5Mac:watchOS 27 removes three features that Apple Watch users might miss after updating(Zac Hall、2026年9月4日)
- MacRumors:Apple Removes Walkie-Talkie From Apple Watch in watchOS 27 Beta(Hartley Charlton、2026年6月10日)
- 9to5Mac:Apple Watch loses a useful multitasking feature in watchOS 27 that I've been missing(2026年9月3日)
- MacRumors:iPhone Ultra, iPhone 18 Pro, and More: Apple's September 9 Event Preview(Juli Clover、2026年9月4日)